〜U・ェ・Uの旅行記〜

2008年6月26日(木)〜7月1日(火)の日程でイビサ島に行ってきました。
ガイドブックはもちろん、インターネットでも観光情報が乏しいなかで、ここのサイトの記事やみなさんの旅行記がとても役に立ったので、およばずながら私も協力します。

時系列の日記形式も考えましたが、イベント/項目別のほうが参考にしやすいと思うので、その形式にします。

航空券

まずは、入り口と出口から。
今回は12日間のスペイン旅行の中6日間をイビサ島にあてました。
フライトはバルセロナからの往復で航空会社はVueling、往路は07:40発、復路は17:00発で、6月はじめにvuelingのサイトで予約、約300ユーロ(2名分往復、諸経費込)でした。バルセロナ〜イビサ島間はおおよそ1時間のフライトです。
Vuelingははじめて利用しましたが普通に快適でした。ただ、予約確認メールに書いてあったバルセロナの空港の出発ターミナルが実際とは違っていて危うく出発便のチェックインに遅れそうになりました。
この辺りは格安航空会社の不便さですねー。
vuelingとMTVのコラボの機体 イビサ空港

レンタカー

正直、ここを見るまでレンタカーを借りるなんてまったく考えていなかったのですが、間違いなく借りてよかったです。免許を持っているなら絶対に借りることをオススメします。
自分はebookersで予約しました。大手のHertzでしたが、6日間で90ポンド弱(コンパクトサイズ、最低限の強制保険のみ)と安かったです。ガソリンは日本より高かったですが...ちなみに、オートマにするとそれだけで価格は1.5倍くらいになります。約10年ぶりのマニュアル車の運転はちょっとドキドキでしたが、2日くらいでエンストしなくなりました(笑)

レンタカー ガソリンスタンド

駐車場ですが、サン・アントニは夕方の時間帯はどこ見ても混んでいました。結局、自分は泊まったアパートから歩いて行ってました。
イビサタウンは、このサイトにも案内がある港のバーガーキングの手前を入った先にいくつもひろい駐車場があって、日中、夕方とも停められなかったことはないです。ただ、駐車場内は下が未舗装でかなりの悪路になっているので、利用する場合には気をつけましょう。また、入り口は一方通行になっていて出口がわかりにくかったです。

路上の縦列駐車も多いのですが、やはり「バンパーをぶつけて停める」のは当たり前みたいで、何度か現場を見ました。自分の借りた車は新車だったので、へたに傷つくって修理代を請求されるのもばからしいからなるべく避けてました。

出発前に一番気がかりだったのは「使えるロードマップは手に入るのか?」です。レンタカー会社でもらえるマップは大抵使えないし、都市部なら本屋さんで地図も買えるけど、観光地とはいえ離島のマップはあるのかどうか心配でした。が、杞憂でした。かなり詳しいロードマップが無料でいたるところにおいてあったので、まったく心配要りません。

道路は思ったよりもずっと走りやすかったです。いくつかのビーチ付近には未舗装路や急な坂の道路もありましたがイビサタウン、サン・アントニをはじめとする大きな町を結ぶ幹線道路は最近できたばかりみたいで、快適に運転できます。街中はさすがに道も狭く交通量もそれなりに多かったのですが、都内の裏道を考えたら楽勝です。信号代わりのラウンドアバウトは最初戸惑うかもしれませんが「円内優先」を守れば安全だし赤信号を無駄に待つよりも効率的です。
イビサの道 ラウンドアバウト

でも、深夜のドライブは怖かったです。みんな相当なスピードで走っているし、街中では酔っ払った歩行者が車を気にせず車道を歩いたりしているので。

宿泊

泊まったのはサン・アントニの港から歩いて10分くらいのApartamentos Venusというところです。
予約はBooking.comで行いました。
5泊で275ユーロ(食事なし、税込)でした。

Apartment Venus 部屋の中

予約の条件としては、駐車場付で、イビサ・タウンかサン・アントニの徒歩圏内で、冷蔵庫とエアコン付で自炊ができて(外食が高いという話だったので)、値段が手頃なところ。実際この条件は満たしていたし、部屋もきれいで広さも十分でした。
難点は地下の駐車場もその入り口も狭かった点。借りた車がコンパクトでよかった。
ちなみにここはプールも付いてます。1回も入りませんでしたけど。(笑)

食事

自炊を考えてのアパートメントでしたが、結局、昼夜は外食でした(笑)
サン・アントニにはバーもレストランもたくさんあるのですが、ちょっとがっかりしたのはやたら英国風パブや無国籍なメニューのレストランが多くて、スペイン料理やタパスを出してくれるお店が少なかった点。せっかくスペインに来てるんだから地元のお料理を食べたいじゃないですか。でも、特にサン・アントニの繁華街にはそういうお店は少なくて(というか皆無)、ここはスペインじゃなくてイギリスなんじゃないか?と錯覚するくらいです。まぁ、イギリス人観光客が多く、彼らのニーズに合わせた結果でしょうがないのかな。
サン・アントニでは、スペイン料理のレストランは繁華街じゃなくて港側、海沿いにいけばいくつかあります。

タパス


コストですが、バルセロナと比較して高いということはなかったです。同程度。ただ、為替レートでユーロが強いので日本円に換算して考えるとやっぱり高いです。ランチで6〜10ユーロ、夕食は飲む量によるけど15ユーロ〜くらいでしょうか。
朝食はスーパーで買出しして済ませました。エロスキというチェーンのスーパーマーケットが至るところにあります。

エロスキ


コンビニは日本にも店舗があるSPARがありますが、だいたい夜11時頃には閉まっていたようです。

旧市街

島に着いた日は移動と寝不足で疲れててビーチに出るのも面倒だったのでイビサタウンの旧市街観光にしたのですがちょっと失敗でした。暑すぎます。夏の午後に行くところではありません。青空と白い壁のコントラストは綺麗でしたけど。
ライトアップもあるかと思って一度日没後にも行ってみましたが、そんなに綺麗でもなかったな。


ビーチ
 
イビサ島には大小さまざまなビーチが沢山あります。どこも綺麗ですが、気温の割に水は結構冷たいです。また、クラゲも出ているところもありました。
レンタカーの一番のメリットはこのビーチ巡りですね。バスじゃ行ける場所は非常に限られます。ビーチ巡りをしたかったらレンタカーは絶対必要です。

以下は、行ったビーチの一言コメント。

 Cala D'Hort: 急坂を下った先にある隠れ家的ビーチ。きれい。でもクラゲがいました。
 
 
 Sa Caleta: 狭いけど岩場もあるのでシュノーケリングにいいかも?
 
 Playa Den Bossa: 一言、湘南ですか?(笑)
 
 Ses Salines: PDBが湘南ならここは伊豆白浜。砂浜広め。
 
 Es Canar: ビーチリゾート。ちょっと騒がしいかも。
 
 Cala Pada: 標識なかったけどたぶんここ。水の透明度高くて居心地よかった。
 
 Cala Comte: 駐車場から見下ろすビーチの眺めよし。 
 

 Cala Bassa: 広めで綺麗で一番のお気に入り。
 

ここのサイトのオススメビーチばっかり。(笑)
どのビーチも波は穏やかで水はメチャクチャ綺麗でよかったけど、その中でもCala BassaとCala Padaが個人的には気に入りました。Playa Illetesも行きましたが、その話はフォルメンテーラ島のセクションで。

ビーチによりますが、小さいところは飲食する場所も限られているので、ビーチ巡りをする際は、必要最低限の飲み物と食べ物は用意していったほうがいいと思います。
全てのSPARで売っているわけじゃないと思いますが、泊まってたアパートの側のSPARでは凍らせた2Lの水のペットボトルを1ユーロで売っていてビーチ巡りに重宝しました。
SPARではパラソルやらゴザやらも調達しました。

フォルメンテーラ島
 
イビサのビーチも綺麗でしたが、フォルメンテーラのPlaya Illetesはよりいっそう綺麗でした!

残念なのはイビサタウンからじゃなくて、サン・アントニからの船で行ってしまったこと。10:30発19:00着の1日1往復しかなくて、しかも島を半周ぐるっとまわっていくため、片道2時間もかかって島には4時間半しかいられませんでした。往復30ユーロもイビサタウン発着よりだいぶ高いと思います。



ビーチへの移動は、バスで。ビジターセンターみたいなところの前、タクシー乗り場の向かいにPlaya Illetes行きのバス停がありました。往復5ユーロで戻りは出船時間に合わせたダイヤになっていました。
ちなみにビーチ前は細い未舗装路しかなくてバスは入れないため、バス停からビーチまではトラムで送迎してくれます。

フォルメンテーラ島にはBus Circuitoという周遊観光バスもあります。ビーチだけじゃなくて島全体を観光したい場合はこちらを利用したほうがいいでしょう。


カフェ・デル・マル

宿泊がサン・アントニのそばだったこともあり、5泊中3回行きました。(笑)でも、席につけたのは1度だけ。後は満席で前の岩場で夕日を観ました。

カフェ・デル・マル


どちらで見ても夕日はすごく綺麗でした。
自分の行った6月末の日没はPM 9:30頃でしたが、1時間前には席は埋まっていました。よい席で夕日を見たかったら、2時間くらい前に行かないと無理そうです。

みんなが夕日目的で来店、長居するためでしょう、やっぱり値段は高めです。カクテルはだいたい10ユーロ。モヒートが一番人気みたいでした。美味しかったです。

メニュー表 モヒート

ちょっと残念だったのは音楽。ビーチ沿いのテラス席だとまわりのお店の音楽と混ざってイマイチ。店の中なら音楽と夕日のシンクロが楽しめたのかなぁ。
それでも日没の瞬間の拍手喝采はありましたけどね。


クラブ
 
普段は全然行かないので有名DJの名前を聞いても?ですが、せっかく有名なイビサ島に行ったのだから、とこちらも3度行きました。2度はAmnesiaでManumissionとEspuma。もう1度はEdenのMondo Locoというイベントです。

まず、金曜夜にManumission。
クラブイベントっていうよりも舞台のショーがメインで、ラスベガスで上演されているシルク・ドゥ・ソレイユのズーマニティのような雰囲気でした。面白かったです。前売りで男50ユーロ、女40ユーロと高かったですが、ナットクできる値段でした。

土曜の晩のEdenは行くつもりはなかったんですが(笑)、サン・アントニの繁華街を歩いていたらタダ券くれたので。最初深夜0時頃行ったのですが、ほんとに人がいなくてガラガラだったので再入場のスタンプを押してもらっていったん宿に戻って仮眠、4時過ぎに再度行きました。でも前日のManumissionに比べたらつまんないし、音も低音がスゴすぎて気分が悪くなってしまい1時間くらいしかいませんでした。


そして日曜夜(というか月曜朝)にEspuma。
ずーっと昔にイビサ島の名前をはじめて聞いた時にこの泡が降ってくるクラブイベントの話をきいていたので、この島にくるなら絶対に行くつもりでした。
で、体験してみた感想は...想像よりもずーっとスゴかったです。「泡も降ってくる」という生易しいレベルじゃありません。バズーカのような噴射機から容赦なく泡を噴きつけられます。気をつけないと、冗談抜きで溺れるかもしれません。
でも、楽しかったです。


入場料は前売りで一人20ユーロでしたが、女性ペアなら30ユーロとのことでした。
なお、すごく高いときいていたのでクラブでは一切飲食しませんでした。入場料以外で使ったお金は、Espumaの出口で売っていたバスタオル(10ユーロ)だけです。(笑)

バスタオル


その他

おみやげにはクラブTシャツを買いましたが、Pachaのものを買うならイビサタウンの港のそばにある店舗がオススメです。ここだけ70%オフのバーゲンをやっていました。


このサイトでも紹介されているIbiza RepublicでもバーゲンのTシャツを買いましたが、ステッカーをオマケしてくれました。


最後に

円安ユーロ高と不利な為替レートに加えて、原油高騰による燃油サーチャージの値上げもあって、経済的にはキビシかったですが、スペインのEURO2008優勝(44年振り!)の盛り上がりもあって、楽しい旅行でした。(^-^)V

外部Blogですが、同行したGFも旅行記を書いているのでよかったらご覧ください。
http://ameblo.jp/i-am-erica/theme-10007421173.html

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