〜madokaのイビサ旅行記〜

2009年7月12日から17日まで、今回は新婚旅行でイビザを訪れました。私は今回2回目です。5年前に一度来た事があります。夫は初めてのイビザになります。

私達は普段はお互いそれぞれ法律関係の仕事をやっていますが、週末は都内のクラブでたまにミニマル/テックハウスなどのDJをしています。私が前々からイビザの素晴らしさを夫に語ってきたところ、ついに夫から新婚旅行でイビザに行こうと言い出しました。

今回の旅は前回の反省点を踏まえ、かなり効率良くイビザを満喫できたと思います。私の場合、前回行けなかった場所や、もう一度絶対行きたい場所、また、音好きなので行きたいパーティーをスケジュールに盛りこみました。すると、こなしたいポイントは以下のとおりになりました。

■前回行けなかった場所

@フォルメンテーラ
Aサンセットのきれいなレストラン
Bkm5

■もう一度行きたい場所

@Cala Conte

■行きたいパーティー

@Cocoon@Amnesia
AChannel zoo@Gala Night
BMonza@Privilege

■番外編


スペイン人の友人の友達がマネージャーをやっているレストランでDJをする

☆1日目 7月12日(日)☆

私達はなんと、ベルリンからイビザに入りました。
夫が前々からベルリンはテクノ系が熱いからいつか行ってみたいと言っていて、且つ、尊敬する知り合いのDJが出演するパーティーとフェスがあったので、ベルリンに2泊しました。

Air Berlinにてイビザ入り。やはり他の格安航空会社とくらべてお高めのお値段。easyjetやvuelingは飲み物が出ないのが当たり前ですが、Air Berlinはソフトドリンクはでました。アルコールは有料でしたが。

昼の3時に到着。地元のCENTAURO RENT A CARにてレンタカーする予定でしたが、迎えが来ていませんでした。ちょっと待っても来ないので、電話しようと思い公衆電話で悪戦苦闘し、オタオタしていたらスタッフが現れました。こちらでは15分くらい迎えが来ないのは当たり前のようです。結構焦りましたが。

オフィスまでバンで送ってもらい、受付しようとしましたが、先客あり、このサイトの情報どおりなかなか順番にならず20分くらい待たされました。こちらの人々は待たせている客はガン無視ですが、いざ接客すると感じがいいもので、英語も通じました。満タンにしてくれたら返すからねと言われて、ガソリンのデポジットとして60ユーロ取られました。予約は3ヶ月前にしていました。5日間で200ユーロなかなか安めだと思います。しかも同じ料金でベンツのBクラスにアップグレードされていました。オートマです。

車を手に入れたらこっちのもんだぜとブイブイ行きたいところでしたが、夫も私も初のイビザの運転。事前にロトンダ(私達は勝手にサークロと呼んでいましたが)の知識をこちらで得ていたものの、テンパって道を間違えて遠回りしましたが、なんとかホテルにたどり着きました。ホテルはEL CORSOです。

前回イビザタウンのホテルがとれず、サンアントニに宿泊した私が、本当にいつまでも見ていたいと思ったのがイビザのD'alt Vilaの夜景でした。ですので、イヤというほど夜景が見られるホテル、それはEL CORSO。こちらでも紹介されてましたので、早々に予約、20%offで宿泊しました。満足の朝食ビュッフェ付きで1泊115ユーロでした。



ポートの端っこのほうですのでとても静かで、しかしながら、時折目の前のレストランから感じのよい音楽が流れてきました。良いムードです。D'alt Vilaは本当に美しい。



夕暮れはかなりロマンティック。ベルリンは夏なのに夜は10℃以下と寒かったので、私達はようやくハネムーン気分を味わうことができました。夫も大満足ですごくホテルを気に入ってくれました。



夜は前売りのチケットとご飯を求めてサンアントニに行ってみました。ポート奥の駐車場に停めてカフェデルマーの方に歩いていきました。するとなんということでしょう。海岸沿いに美しい歩道が出来ているではないですか。しかもバリアフリー。5年前にはありませんでした。デルマー方面は外国人の好きな紫色にライトアップされ、艶めかしい雰囲気です。

デルマーの方に着いても驚きました。大分整備されて大きなウッドデッキが出来ていますね。そこにバルだのレストランだの席がずらずら。混んでる店と空いてる店にかなりの差がありました。

カフェマンボで明日のCocoon@Amnesia の前売りの金額を聞きました。45ユーロとのこと。う〜ん。いったん保留。ポートに戻りレストランを探しました。夫がパエリャを食べたいと勢いづいていたので、たぶん有名なレストランVILLA MERCEDES…?の隣の店に入りました。味はまずまずかな。夫は満足そうだったけど。この日はホテルに戻り12時頃就寝。

☆2日目 7月13日(月)☆

今日は念願のフォルメンテーラに行く予定。
前回は調査不足でフォルメンテーラの存在をよく知らず、島に降り立ちしばらくして認識したときにはすでに遅く行けずじまい。行き方もよくわからなかったし。帰国してからIlletesの写真を見てすごく後悔。次回は絶対にいってやると5年前のそのときから意気込み、やっと行ける日が来ました。

正直、夫は初のイビザビーチデビューでしたので、いきなりIlletesに連れて行くのは気が引けました。しかし、行けるとき行っといたほうがいいとなり行動開始。
とにかくフェリーのチケットがどこで買えるか分からなかったので、ホテルのフロントで聞くと、ここで買えるよとのこと。私は少しでも早くフォルメンテーラに着きたかったので、高速船がよかったのですが、なぜか選ぶ余地なく一人40ユーロ?のところ38ユーロのチケットをちょっとお安く購入。イビザタウンのマックとかバーガーキングの前がフェリー乗り場で、ほとんどの人達はそこにあるチケット売り場で購入していました。

どの船に乗ればよいのか分からず、売り場のおばちゃんにチケットを見せると「ナンバースリー」と言われました(たぶんその時によって変わる)。しかし、乗り場にはABC表示が…。よ〜く見てみると小さく3と書いてある船を発見、係りにフォルメンテーラ?と聞くとそうだというのでチケットを半分ちぎってもらい乗船。残り半分は帰りのチケットのよう。船が出るまで10分くらいでしたが、私はうれしさのあまり笑いがとまらずヘラヘラしていました。夫はどんなところに連れて行かれるのかよく分かってなく、そんな私の様子にヒいていた様子。

出発間際に船後方のデッキに出てみました。
船は港を出たとたんに体験したことのないくらい猛スピードでイビザから遠ざかっていきます。高速船だったようです。中型の船でしたのでけっこう揺れました。バウンバウンなる中、30分程するとフォルメンテーラに着きました。もう少し長い間乗っていたら酔っていたかも。とにかくレンタルバイク屋を探すべく船を下りたらレンタル屋の嵐。どこのレンタル屋にするか迷っていると、チャリだけでなく原付も借りれる様子だったので、料金をみたら1日25ユーロ。チャリは2人で16ユーロだったので、ここは二人乗りできるし原付にしてみました。レンタル屋のねーちゃんが今日の風向き的にこことここのビーチがオススメよと教えてくれました。一つはIlletes、もう一つはCala Sahona(表示によってはCala Saona)という聞いたことないところだったので、じゃあ、いってみっかとレンタル屋でもらった簡易な地図を片手に出発。標識がでていたので迷うこと無くビーチに到着。近くのお店で12ユーロのパラソルを買って、いざビーチへ!

Cala Sahonaはこぢんまりとしながらも、低めの崖に囲まれたまとまり感のある美しいビーチ!さすがはフォルメンテーラで、イビザ本島よりも遠浅の美しい水色がかなり沖まで続く、遠くからでも透明感バッチリわかる、海水も素晴らしいビーチ!私は一目で気に入ってしまいました。夫は初のビーチに興奮して写真とりまくり、早々に服を脱いで海に入って行きました。



結構人は多かったのですが(日本に比べると激少ですが)私は前回イビザで購入したカニさん型の浮き輪を装備し、足の着かないところまで泳ぐともう自分の世界。透明の美しい水色と所々赤土の崖のコントラスト眺めながらぷかぷか浮いとりました。あー、これこれ。これを味わう為に遥々日本からやってまいりましたー。夫はというと、シュノーケリング用のゴーグルをつけてひたすら潜ったり浮いたり。私も奪い取って潜ってみました。お魚さんはいましたが、やはり淡白な熱帯魚みたいなのが2種類ほど。形は熱帯魚だけど色は光ものみたいなの、ちょっとおいしそうでした。

私たちはCala Sahonaを引き上げいよいよIlletesへ!しばらく原付で走ると塩田みたいなのが左右に広がり、舗装されてない道に入りました。道の途中に小屋があり、そこで2ユーロ、バイクの駐車料金?を払いました。道はかなりガタガタで原付での運転はかなり怖かったですが、他の原付はガンガン走り私たちを抜いていきます。そんな原付達はちょっとした駐車場があると早々に停めていきましたが、私は先端の方に興味がありましたので、そこそこ進み適当なスペースに駐車しました。

ビーチに降り立つと、なんということでしょう。もう言葉では言い表せないくらいの、これが現実なのかと疑ってしまうくらいの、それはそれは美しい海岸線が広がっていました。





この世の中にこんな遠浅のビーチって存在するんですね。あーっちの方までずーっと水色。透明度は真水かっ。しかもこのIlletes、長い!端から端まで見渡せないくらいに(地理的な問題もあってですが)。そしてビーチ自体が細い。その細長さたるや、私たちがパラソルをさした前後に誰もパラソルをさせないくらい、みんな横並びになるしかないくらい、細い。夫は一目惚れしてしまったようで、早くもNO.1ビーチに指定。私も念願かなってこのIlletesに降り立つことができて感無量でした。

一頻りIlletesを堪能したあと、ビーチの先っちょに行ってみようと提案し歩いてみましたが、なんかどこが先端かわからないくらい遠かったので諦めました。バイクに戻りそれでも私は先っちょが気になりましたので、もっと奥に進むよう夫に頼みました。ついにこれ以上先の駐車場がないところまで来たので、原付を降りテクテク歩くと、歩道用デッキもなくなり砂浜になりました。左を見ると先ほど泳いでいたビーチ、右を見ると波が荒れ狂ったビーチ?といったところまで来たので、私はやっと気が済み、お腹が空いたので近くにあったレストランには入りました。ここのレストランはスペイン版海の家なのでしょう。大変にぎわっていました。夫はまたペエリャが食べたいと言っていたので、イカスミのパエリャを頼みました。パエリャって二人前からしか注文できなかったので、とんでもなく高いパエリャとなってしまいました。二人分で52ユーロ、飲み物も入れて63ユーロの会計が来ました。ぴえー。今回の旅で一番高い食事。味はかなりおいしかったです。6時半頃フェリーで帰りました。帰りのフェリーは大型船だったのであまり揺れずに酔わずにすみました。

夜はいよいよCocoon@Amnesiaです。私たちはAmnesiaに行く前に諸用でサンアントニに寄り、ポート沿いのプッシーキャットという店でチケットを44ユーロで購入しました。カフェマンボより1ユーロ安かった!




夫はコアなRicardo Villalobosファンでありながら、来日する際もタイミングが合わず見たことがなかったのでかなり興奮した様子でAmnesiaに到着しましたが、日本人の生真面目な部分を発揮し、係員にカメラを持ち込めるか質問し、NOの回答だったのでカメラを車に置いてクラブ内に入りました。荷物検査および身体検査はありませんでした。がっでむ。カメラ全然持ち込めましたね。いやただ、怪しい人やバッグを持った女子は色々見られていました。

Amnesiaは外観もさることながら、中に入っても圧倒!色んなクラブに行ってきましたが、広さといい内装といい雰囲気といい熱気といい素晴らしい。私は特に最近クラビングに対する興味が少なくなってきてたので、久しぶりに興奮させられ舞い上がり、その場にいるだけで楽しい!と感じ、なんともうれしす。Cocoonは私たちの好みど真ん中でしたが、やはりイビザのクラブたるもの、どのDJもかなりアゲておりました。メインではAndre Galluzziがplayしてたけどけっこうガシガシだったので、私たちはほとんどテラスにいました。テラスといってもメインの倍くらい広い!本命のRicardoや Raresh、あとはたぶんUmhoがback to backでプレイしていました。リカルド一人のセットが聴けなかったのは残念でしたが、落ち着いたテンポながらノリのいいトラック攻めでとにかく踊る!低音を重視してるサウンドシステムでイビザのクラブを体感。

私は体力無いのでそんな中4時頃ウトウトしてしまいましたが、復活して踊り、5時半くらいに帰りました。メインではSven Vathがまわしているようでしたがお腹いっぱいで見ずに帰る。んー、贅沢。

☆3日目 7月14日(火)☆

今日はいくつかビーチを巡ろうとなり、南の方からちょこちょこビーチを覗いたが、夫はどれも気に入らない様子。やはり最初にフォルメンテーラに行ってしまったからなー。仕方ないので私がもう一度行きたかったビーチCala Conteに行きました。



何度来ても素晴らしい透明度。夫もすぐに気に入りさんざん泳いでいました。ビーチの崖の上に建っているレストランでご飯が食べたいと言うので、そういえばCala Conteはサンセットが素晴らしいはずだとの情報を覚えていたので、今日はここでサンセットを見ようと決めました。レストランの名前はSunset Ashram。



8時半に予約を入れて、時間がまだあったので近くのビーチCala Bassaに行きました。Cala Bassaは木がたくさんあるのでパラソルが不要で、個人的には涼しくゆっくり休めるので好きです。透明度はまあまあかな。遠くの方に反り返った岬が見えるのがお気に入りです。

そろそろ予約の時間になるのでCala Conteに戻りました。途中雲がかなり出ていたのでサンセットを見れるか不安でしたが、問題なし。高台から見下ろす夕焼けに染まった海にはため息。まさに!私はこんなに美しい夕日を見たことがなかった。またSunset Ashramはご飯がすごくおいしい!そしてDJを入れてるのでいわゆるチルアウトミュージック、もう絶妙。前回カフェデルマーでサンセットを見ましたが、人は多いし雑音が多いし。こちらの方が何百倍も良かった!ここは私も夫もこの旅のNO.1プレイスです。



夜はイビザタウンに車で行きましたが、例のポート前の広い駐車場に入れませんでした。フォルメンテーラに行く昼前は停めることができたのに、夕方くらいからはどっかの団体だか企業が占領しているのか、係の人がいて停めれませんでした。しかたないので街をグルグルしていると、ポリシアが駐禁を切ってるではありませんか。センターからけっこう遠くになりましたが駐車場を見つけ、やっと駐車。

☆4日目 7月15日(水)☆

午前中は北にある鍾乳洞Cova de Can Marcaに行きました。かなり高い位置にあるので湾の見晴らしが素晴らしかったです。鍾乳洞は見つかった当初、盗賊が宝を隠すのに使われていたというエピソードは個人的にグっときます。鍾乳洞自体はけっこう大きく一見の価値ありですが、人の手が加えられた部分がちょこちょこあり、特に音楽に合わせて人工の滝が落ちてくるアトラクションは???な感じでした。

ついでに鍾乳洞の下方にあるビーチBenirrasに寄りました。



穴場のビーチというよりは、家族連れの多いアットホームなビーチでした。
私たちはいいところに駐車スペースを見つけて停め、後ろのトランクを開けてガサゴソ準備をしていたら、後ろからとんでもなく怒ったスペイン人のおじいさんが後ろから車でやってきて、夫に向かい運転席からなにか怒鳴ってきました。そのおじいさんは私達が見たどのスペイン人よりも怒っていましたので、ここっておじいさんの駐車場所なんじゃない?と慌てて車を出しました。でも、後ろからさらに車が来ていたので、おじいさんはブーンと運転していってしまいました。そして、私たちがどいた駐車スペースには後ろから来た他の車が停めてしまいました。なんだったのでしょう。私たちはビーチから遠くの駐車スペースに改めて停め、じいさんの文句をいいながらビーチに着きました。海の透明度はそこそこでしたので、30分程楽しんで引き上げ、Channel zoo@Gala Night に向かいました。

今回のChannel zooは、夫が最近特に気に入っているレーベルOsloのテックハウス系パーティーで、この日はレーベルオーナーのFederico MolinariとChristian Burkhardtが出演するということで、意気揚々と会場へ向かいました。

会場はAmnesiaとサンアントニの間くらいのちょっと変な場所にあり、開始時間の夕方4時に到着しました。中に入るとなんかすたれた動物園みたいな感じ?野外です。



プールがあり、ほとんどの客はそこで泳いだりチルアウトしてる感じ。ん?なんか違和感あり。音は鳴っていますが、誰も踊っていない。私は木陰に座りボケーとしていたら、疲れがドッと襲ってきたので、パンツのボタンを緩め意図的に寝てしまいました。



起きるとなんと7時。ようやくメインの音が鳴り始めたので行ってみると、人が2、3人。DJは見たことのないハゲがガシガシでまわしていたので、プール横のブースに戻りました。こちらも知らないDJでしたが選曲はかなりいい感じ!ゆっくり目の良質テックハウスでまったりすることもできるし、軽く踊ることができる絶妙なセット。しかし私たちはこのパーティーをあと数分で去らなくてはなりませんでした。実はこの日は、急遽夕方にPacha近くにあるレストランでDJをする予定が入っていたのでした。メインの二人は見れそうもありませんでした。しかし突然、そのメインの二人が通りかかりました。せめてもの記念に夫は写真を一緒に撮ってもらうべく、「フォトプリーズ」と走り寄りました。すると、夫にとっては憧れのアーティスト達ですが、なんともヨーロッパは日常的に有名DJが溢れているのか知りませんが、スペイン人にしろドイツ人にしろこの有名DJ達に全く興味がない素振りですので、彼らは自分達と撮りたいのだと思いもよらなかった様子で、このアジア人カップルを撮るべくカメラに手を伸ばしてきました。オゥ、ノーノー。あなたと撮りたいんですよゥ。…ヨーロッパって贅沢ですね。

私達はPacha近くにある、"B FOR"またの名をプラネット・スシというレストランに向かいました。そこには友達の友達がマネージャーで働いているので、コネで回させてもらいました。4時間もまわしたけど、ギャラいただきラッキー!



しかしこの日は近所から音量がでかいとのクレームが何度もあり、しまいにゃ自分達もあまり聞こえないくらいの音量でまわさなければいけなくなりました。暑いし聞こえないし、こっからはもう耐久レースです。でもまあ、新婚旅行でイビザでまわせたなんて、とても良い思い出になりました。私達は交代でプレイしていましたが、私は夫が回してる間暇でしたので、近くのPachaに写真を撮りに行きました。



今回Pachaでは好みのパーティーがなかったので中に入る機会はありませんでしたが、私は5年前入っており、その幻想的な内装に心打たれていますので(というか人生の中でNO.1の箱かも)、お土産もPachaグッズを買ってしまいました。お薦めはコンドーム!”I ? IBIZA”って書いてあり、?の部分がチェリーになっててすごくかわいい。友達のお土産としても最高です。イビザタウンPachaショップのレジ横にあります。

夜中の2時にDJが終りました。夫はお約束のように、「お腹空いたー」というので、私は正直ホテルに帰りたかったのですが(しかも夫はビールを飲んでたので)私の運転でイビザタウンに向かいました。するとやっちまいました。私は一方通行に知らずに入ってしまい、前から来た車と鉢合わせて抜け出せなくなり大渋滞を作ってしましました。何度も切り返ししたけど正面の車が抜けられず冷や汗タラタラ、向こうの方からクラクションならされるし。自分的にけっこうなんかこう、傷ついた。みなさんもイビザの一方通行には気をつけましょう。

☆5日目 7月16日(木)☆

明日の朝帰るので、実質イビザ最終日です。
フォルメンテーラにまた行こうか迷ってましたが、お楽しみはまた次回取っておくことになり、イビザ本島のビーチに行く事になりました。下回りでグルーと回ってCala Conteでも行くかとドライブしていると、あっそうそう、Cala d'Hortが近くにあるけど寄る?ってことでCala d'Hortに向かいました。以前もCala d'Hortを通ったことがあるけど、その時はなぜか例の岩がくっきり見えて全然幻想的でなかったんですよ。だから私もシトラスさんが言う程でも無いなと思ってついでくらいに考えてました。ところがどっこい。着いてみると良い!今日はいいよ。岩も幻想的に靄がかかってる。夫も、なんだここすごくいいじゃんー!とイビザ本島のNO.1ビーチに指定。Cala Conteに行く予定でしたが、やめてずっとここにいました。



今夜はmonza@Privilegeです。今旬のJohnny Dが出るので私は今回一番楽しみにしていたパーティーです。明日は朝のフライトなので今後のことを考え、ビーチから戻ったら昼寝。クラブに行く日は大抵昼寝するようにしてましたが、今思えばこれってシエスタでしたね。イビザにいれば、体が自然とスペイン時間になるもんですね。なーんて。

私は昼寝から覚めると、ちょうど夕暮れ時だったので、夫にカテドラルまで登ろうよと誘いました。夫は日々いろんなところに行っておなかいっぱいだったのか、あまり乗り気でない感じでした。あんたあれ世界遺産だよ。世界遺産の番組毎週録画してるでしょ?と説得し、D'alt Vilaに連れて行きました。その時も夫はお腹すいたーと始まったので、城壁近くのハンバーガー屋でバーガーを買い食べさせ、落ち着いたところでやっと城壁内へ。カテドラルまでは本当に美しい町並みで、夜はオレンジのライトが灯り、かなり雰囲気がいいですね。



かなりの上り坂が続くので、夫はバーガー食っといてよかったーと満足そうに写真取りまくりでした。頂上から見下ろすイビザタウンの夜景のまたキレイなこと!



D'alt Vilaは外からみても中からみても素敵すぎます。世界遺産の名にふさわしい。

イビザタウンに降りてからは、今夜いくmonzaのチケットを買いました。2カ所聞いて25ユーロだったので、じゃあいっかと買ったら、もう、あるじゃんあるじゃん、23ユーロの店。浅はかな自分を責めました。

パーティーに行く前にkm5で食事をしようとなりました。
前回行けなかったのでワクワクしながら到着したら、なんだか駐車場に車がたくさん。誘導員がいるくらい。建物の中の方は、例の紫色のライトとか水色のライトとかで良い雰囲気。



しかし中に入るとイギリスの若者達でごった返してました。ここはチルアウトバーかい?一体全体どこでチルアウトできるんだい?といった感じでレストランも混んでいて席が取れないとのことだったので、イビザタウンに戻ろうとなりました。

途中Playa d'En Bossaの標識が出たので、そういえば今回こっち全然来てないから、ご飯食べにいってみよっかとなり、車を停めて歩いてみました。若者がちょろちょろ多く、夫はお腹が空いて来たのかかなり落ち着かない様子で、俺ここキライーと始まっちゃいました。しかもkm5に行ったりしてたので時間が11時半過ぎてしまい、レストランがなかなかやっていなくて、やっと見つけて入ったレストランがバリ料理屋さんでした。バリ風の内装にしてるけど、なんかチープな感じの店で、いい感じのおばちゃんがあなたたちどっから来たの?へー新婚旅行なの?といった感じでオーダーを取りにきました。ところであなた達、バリ料理知ってる?と聞かれ、そりゃあんたんとこよりよっぽど近い島だよ!と突っ込みたくなりましたが、ミゴレンとなんかレモングラスのソースみたいな魚料理を注文しました。値段はイビザではかなり安めの料金設定。そして値段相応の味でした。あれミゴレンじゃねーけど、まあ、相応だったのでいいか、となりやっとPrivilegeへ。

Privilegeは元々植物園だったってことで、入り口あたりはジャングルのようになっていました。列に並んでいると、おい昨日レストランでまわしていたよね?とスペイン人の男の子に話しかけられました。どうやらそこで働いていた子のようです。セット良かったよ!と言ってもらいちょっと話していると、何やらボディチェックが激しい様子。私はカメラを股に隠してチェックを受けようとしましたが、あんたいいよとスッと通されました。人に寄ってはタバコの中まで見られてましたけど、まあ、確かにこの箱はドラッグやってるっぽい人が多かったような。

Privilege はギネスに載る程でかいクラブってことだったのですが、中に入ってあれ?思った程でもない。敷地がでかいってこと?容積がでかいってこと?と不思議でしたが、ちょうどJohnny Dが始まるところでしたので箱のことはもうどうでもいいです。Liveだったので楽しみです。プールのど真ん中に中に浮いたようなDJブースに人がたくさんいます。



しかし、Jonnyは他のDJと明らかに風貌が違う。黒人の血が入ってるのかな?そっち系のブラジリアンみたいな感じで雰囲気がかっこいい。セットの始まりはlowの音を抜いてハットだけでシャカシャカシャカシャカ、Johnny特有のあのサウンドが会場を包みますが、なかなかlowを入れない!溜めます。溜めます。まだ、溜めます。あれ?これってずっとこのままなの?と疑うほど溜めます。もう私、飽きてきた。。。くらいで、どーん!!オウ、ジョニー!!ジョニー!!あなたはどうしてジョニーなの?ですよ。会場は一気に盛り上がり、大変なお祭り騒ぎです。踊り子達がいてなぜか amnesiaのよりチープに見える。箱のせいかな。Johnnyのliveは1時間程で終了。この旅最高のセットでした。とても短く感じた!



他のDJに交代です。ここでうれしいドッキリが。事前の情報にはなかったNima Gorjiがいるではないですか。前から好きだったけど、イビザで見られるとは!あとはM_nusのMarco CarolaとPaco Osunaと三人でBack to Backをしていました。こちらではそんなにB2Bをするもんなんですかね。

しかしここの箱は、ファンクションワンというすばらしいスピーカーを使っていたにもかかわらず、PAが悪いのか、ベースの音が強すぎて高音があまり聞こえないかったです。なんかちょともったいない。ビールは13ユーロ!水は6ユーロでした。

☆6日目 7月17日(金)☆

この日ですよ、この日。大事件が起こりましたー。なんと私たちは飛行機に乗り遅れてしまいました。

朝起きてチェックアウトし、レンタカーを返そうと思ったのですが、結構朝早かったのであんな田舎のレンタカー屋がこんな時間にやってるかや?と不安になり行く前に電話しました。また電話もなれてないのでゴタゴタ。フロントのにーちゃんに手伝ってもらいかけました。どーやら50セントくらい入れなきゃ駄目みたいですね。レンタカー屋に着くと、電気は着いているけど誰もいない。仕方ないのでしばらく待っていると、やっとにーちゃんが一人やってきました。しかし、自分は事務処理できないからもうちょっと待ってくれと。その後おばちゃんが客を連れてやってきました。私たちを優先して事務処理してくれましたが、結構タイムロスです。まあ、でも間に合うでしょうと落ち着いて空港に到着。しかし、私達が空港でチェックインしようとする5分前にチェックインは締め切られてしまったのです。出発が予定より勝手に10分早められていたのです!
ご存知のとおり、click airがvuelingに吸収されました。私はイビザからバルセロナの便をclick airで買っていたので、便名が変わるお知らせメールを受信していました。しかし時間が早まることはメールに書いていませんでした。その場にいたvuelingのスタッフにどうなってんだ!と文句を言う人々約3組(私達含む)。どうにもならんから空港のvuelingオフィスでレスキューを使ってくれ、一人85ユーロかかるけど。と言われしかたなくオフィスカウンターへ。

すると、合併したばかりでシステムがレスキューをさせてくれないとかで、もう一度チケットを買いなおしてくれと言われました。いくらか聞くと、一人185ユーロです。他の航空会社にもあたってみましたが、8〜9時間後の便しかなく、泣く泣くvuelingでチケット2枚購入。しかもその数分の間に190ユーロに値上がりしていて二人で380ユーロの出費。円高とはいえ5万円以上の出費、痛すぎます。

私達がオフィスにいる間、他にも同じ目に遭った人々が次々やってきました。他の便にも同じことが起こっていたようです。しかし、vuelingは誰も救済する気配はなく、ダメだの一点張り。机を叩いて去っていく人々続出。(みんなどうするんだか不思議でしたが)中には1時間以上粘り、私達がオフィスを去るときもまだあきらめずに抗議しているお父さんもいました。その日にはバルセロナで1日だけ観光する予定でしたので、朝10時に到着予定でしたが、実際ついたのは昼の2時。なんともいえない気分で観光しました。私はシトラスさんの好きなvuelingが大嫌いになりました。Fuck vueling!!!です。fuck。国内線だと思って時間を甘く見ていた自分達も甘かったですが、しかし実際には間に合っていた時間でしたしね。本当にひどい話だと思いました。

長くなりましたが、vuelingには気をつけろということです。バルセロナからvuelingでイビザに行く方も多いでしょうし。

☆最後に☆

イビザ旅行の最後はとんでもないことになってしまいました。最後の出来事は旅行を語る上ではずせません。
しかしながら、旅行自体は最高のものでした。やはりレンタカーをしたのは大きかったです。私は前回サンアントニに泊まり、且つレンタカーをせず1日バイクを借りただけでしたので、行けない場所もかなりありました。ロトンダで一度大きな事故を見かけ、自分も1回ヒヤッとすることがありましたが、それでもレンタカーは絶対してよかったと思います。
夫も絶対また来たい!と言っており、私もまた絶対来たいと思います。子供は連れてくるかなー。置いてくるかなー。

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