~セボンのイビサ旅行記~

2013年5月6日~8日の2泊3日でイビサ島へ主人と行ってきました。
本当はもっと長く滞在していたかったのですが、他の都市への観光予定があったため短い滞在となりました。観光計画のほぼ全て、こちらのサイトを参考にさせて頂いたため、目新しい情報はないかと思いますが、何かの参考になればと思い書かせていただきました。

前から行ってみたいと思っていた世界遺産の島、イビサ島。「世界一美しい夕日」に心惹かれてやってきました。
なお、オフシーズンということもあり、クラブ巡りはしていないため、クラブ情報は一切含まれておりません。

島内での移動手段

島内での移動手段はレンタカーが断然楽しいとのことだったので、レンタカーを借りました。でも当初は国際免許証を取得していなかったので(現在海外に居住しているため)
タクシー&バス移動を検討していました。
ですが、居住国の免許証(英語表記もあるタイプ)を持っていたので、こちらの質問コーナーでシトラスさんにお聞きし「外国の免許証でも英語表記があれば(要は外国人が読めれば)レンタカーを借りられる可能性がある」とのアドバイスに一縷の望みをかけて空港のレンタカー店に行ったところ「OK」と難なく借りられました。
実際バス・タクシーより車移動の方が断然利便性がよく、行きたい場所、止まりたい場所に自分都合で気軽に行けるのでいいと思いました。

レンタカー(AVIS)2泊半分費用:BMWオートマ車、運転する夫婦二人分の保険、カーナビ付きで230€くらいだったと思います。

5月上旬の気候

陽が当たるととても暑いですが、日中でも日陰にいるとかなり涼しいです。
半袖だけだと日中でも少し寒かったです。夜、海沿いは風が強くとても寒くなるので女性はコートを着用するか、薄手のコート+中に何枚か重ね着の方がいいと思います。ストールを上手に活用すれば日よけにも防寒にもなるかと思いました。(私はロングスカートの下にレギンスも履いていました)
日中、日差しは強いのでサングラスはあると便利だと思います。

1日目

イビサ空港に到着しレンタカーで車を入手。オートマはこれしかないと言われBMW。乗り心地も良く、運転もし易かったです。
ホテルはbooking.comで満足度の高かったPlaya d’En BossaエリアのApartamentos Llobetに宿泊しました。
料金も手ごろでお部屋も広く、受付の方もとても気さくで親切で非常に良かったです。

写真:ホテル部屋からの眺めです。目の前にはビーチと、写真奥にはイビサタウンのイビサ城が。眺めも申し分ない良いホテルでした。


ホテルに荷物を置いてまず向かったのは、美味しいサングリアとパエリアが売りというLa Brasa(ラ・ブラサ)。こちらのサイトで好評だったので行ってみました。
店内は木々が沢山あり、内装も素敵でした。
オーダーしたのはサングリアとイカ墨パエリア。外の日差しで渇いたのどをサングリアが潤してくれ、いくらでも飲めてしまう程飲みやすくフルーティーで美味しかったです!
そして、好物のイカ墨パエリア。パエリア自体の味付けもちょうどよく美味しかったですがエビやムール貝も新鮮で、満足の一皿でした。

ラ・ブラサの入口。看板を覆うほど程緑がいっぱいで癒されます。


フルーツが沢山入ったサングリア。お通しのオリーブもとても美味しい!


ジローラモ氏似のイケメンおじ様。フレンドリーで楽しかったです。


レストランを後にし、腹ごなしも兼ねて街中散策。というかショッピング。
可愛い洋服店や雑貨店など、お土産にもちょうどいいし、自分用にもいろいろ買えそうなお店が沢山ありました。街中の建物が白くてかわいいのでブラブラするだけでも十分楽しめると思います。

道沿いの雑貨屋。やはり可愛いモノの近くには女子の姿が。
 

イビサお土産にぴったりのibizaのお塩。空港などで買うよりも安いです。私もお土産と自宅用にいくつか購入しました。オシャレな水色の包装が友人たちにも好評でした。
 

街の広場的な場所。カフェは欧米人観光客で賑わっていました。欧米人ってお茶飲んでるだけなのに画になりますね。


真っ白い壁の家々。よく手入れされているお家が多かったです。


次は真っ白い壁が綺麗な旧市街の家々を横目にイビサ城を目指します。
お家が本当にかわいくて何枚も写真を撮ってしまいました。
季節的にまだお花がそんなに咲いていませんでしたが、少しのお花と白い壁とおしゃれなタイル装飾などが十分見る人を楽しませてくれます。


 
強い日差しに映えるブーゲンビリアと白い壁のコントラストが鮮烈です。
 

普通の家の階段にも可愛いタイル装飾が。白い壁とマッチしてとてもお洒落です。
石畳の階段や道をひたすらイビサ城の高台展望エリアまで登ります。ランチで飲んだサングリアが体をダルくさせ、登るのが一苦労でした。飲みすぎには注意ですね。
日差しが強くサングラスがないと眩しすぎて目を開けていられない程でした。
しかし、屋上まで登るとイビサの町やサンアントニ方面の山々、地中海が一望できて絶景です。暑くても頑張って登ってほしいスポットです。

清々しい空と紺碧の海!イビサの海は透明度がスペイン本土より高くて断然綺麗!!


イビサ城の展望エリア。写真奥は宿泊ホテルがあるPlaya d’En Bossa方面。


イビサ城を出て、喉が渇いたので次なるお店へ・・。
こちらのお店には絶対行きたいと思っていた絶景レストラン兼ホテルのEl Corsario(エル コルサリオ)。イビサ城を下って旧市街の中にあります。

オフシーズンのため営業しているか事前にメールで問い合わせていましたが、返信がなかったので(英語だったからかもしれません)あまり期待はせずにお店へ行ってみました。
営業している雰囲気があまり感じられないお店の入口で何度か声をかけていたら、奥からおば様が出ていらして、カフェのみ営業しているとのこと!ラッキー★
オフシーズンだからか、店内は私たち夫婦だけで貸切状態。旧市街を結構歩いて汗をかいたので、私はまたサングリアを注文。

イビサ港と白い家々が一望できるテラス席。


今回はオフシーズンのため予約なしでもテラス席に座れましたが、こんなに眺望がいい席なので、もしかするとオンシーズンは予約してから行った方が良いのではないかと思いました。

El Corsarioエル・コルサリオの表入口。


私たちは間違えて裏口から入っていました。表口をみるとちゃんと看板が出ていて営業しているのが分かりました。

パティオも素敵。


ここのサングリアも美味しかったです。今回のイビサ観光中に何軒かのカフェに行きましたがここのものが一番気に入りました。


本日のメインイベント「Cala Compteビーチで夕日鑑賞」を楽しむべく車でイビサタウンを離れ、ナビに指示されるがままCala Compteビーチへ。(イビサタウンから20分程度)個人的な意見ですがレンタカーにはナビを付けることをお勧めします。(もし迷って絶景夕日に間に合わないという悲しい事態を回避するため)



ビーチは寒いので泳いでいる人はいませんでした。右手のレストランsunsetashramのテラス席を予約しておきご飯を食べながら日の入りを待ちました。(この時期の日の入り時間は21時過ぎ)

レストラン店内。


残念なことにこの日は雲がやや多く、「澄み切った空に沈む真っ赤な夕日」には会えませんでした。しかし、点在する島々の間に吸い込まれていく夕焼けはとても美しく、ゆっくりと流れる時間の中で、ただただ綺麗な夕景を眺められる時間を過ごす事が出来ただけでもイビサ島に来る価値があったなと思えました。




レストランでオーダーした鉄火巻。


外国で食べる巻物にしてはシャリが美味しかったです。(値段はこちらで確か18€位、観光地価格のためかちょっとお高め)
一日目は沢山歩いて疲れたからか、ホテルに帰ったら即寝てしまいました・・・


2日目

今日はイビサ島北部にあるワイナリー見学へ。
伺ったワイナリーは「Bodega Sa Cova」こちらのサイトで英語での説明が可能とのことだったので予約を入れて訪問。(ホテルから車でおよそ30分弱)



ワイナリー見学後、ワインの試飲をさせて頂きました。いつもはテラス席で試飲するそうですが、この時期改装中のためお庭で試飲させて頂きました。

 

見学案内してくれたおじ様が次から次へと新しいボトルを開けてどんどんグラスに注いでくれます(笑)
赤も白も美味しかったですが、私的には日差しを浴びながら飲む白ワインがキリっと冷えていて特に美味しかったです。こちらでは3本ほど購入して帰りました。(白1本、赤2本)
面白かったのが、案内してくれたおじ様が最初からすでに酔っぱらっていたことです。
主人は運転があるため飲酒できないと言ったら「スペインでは3杯くらいまでは大丈夫なんじゃよ」とドボドボ注いでくれました(笑) でも事故に遭ったら困るので主人には軽く1口舐める程度に試飲してもらい、後は私がほとんど飲みまくりました。
見学料+試飲で一人11€くらいだったと思います。

自然溢れるワイナリーでそよ風を肌に感じながら飲むワインの味は格別の一言です♪是非こちらのワイナリーへも足を延ばしてみてください。

この看板が目印です。見失わないようにご注意ください。


ワイナリーを後にし、次はパエリア専門店「Can Salines(カン・サリナス)」へ。
このレストランもこちらのサイトでご紹介があったので行ってきました。
事前に予約メールをしていましたが、こちらからも返信は無し。実際、店員さんも英語が通じなかったので返信が来ないハズだと納得。オフシーズンで他のお客さんもほんどいなかったのですぐ入店出来ました。

お店入口。


店内からの眺め。緑が多いです。


こちらのお店ではパスタのパエリアを注文。初めて食べましたが美味しかったです。麺がマカロニのように空洞になっていてしっかり味が染み込むようになっています。そしてエビが大きくプリプリで美味しかった!!ライスパエリアに飽きた時には是非注文してみてください。



お店の外観。

道路沿いにひょっこり現れるので見落とさないようにしてください。
写真左手には塩田が広がっています。(お店までイビサタウンから車で20分くらい)

Can Salinesを出た後、遠くに白い山が見えました。
「・・・・塩?」面白そうなので近くまで行ってみることにしました。


やはり塩でした。


こんな大量の塩を今まで間近で見たことがなかったので、しばし呆然と塩山を眺めていました。左の注意看板は落石ならぬ落塩注意を促す看板でしょうか。
面白い。

続いては本日のメインイベント「Torre de Savinarで夕日を見る」ため車でTorre de Savinarへ。こちらのサイトを参考に、絶景ポイントまで自分たちで行ってみました。
確かにポイント周辺には柵がありましたが、ほぼ壊れていて他の観光客らしき方々や近所の家族連の方々も各々車を停め、絶景ポイントであろう場所へ歩いて移動していきました。これなら私たちも大丈夫だろうと思い、みんなの後に続いて林の中をポイントまで歩きました(徒歩5分ほど)
ただし、自己責任の上で観光するという事を念頭に、くれぐれも危ない崖の方へは近づかない方がいいと思います。

林を抜けると目の前に絶景が広がっていました!夕日が楽しみ!
崖っぷちにさえ行かなければ危険度はそう高くないと思います。


夕刻まではまだだいぶ時間があるので、ぼ~っと海を眺めていましたが、写真右上に何やら塔のようなものを発見。時間もあるので登ることにしました。


登ってみたら見張り台のようなものでした。中に入り上まで登ってみました。(帰国後こちらのサイトでこの塔がサビナル塔という名前の塔である事を知りました。)


塔の上は見晴らしがよく、イビサ島の北西部分を一望できました。




ここで夕日を見たら相当綺麗だろうなと思いましたが、この日は風が強くて寒かった為、最初のポイントまで戻って夕日を見ることに。

ようやく日が落ちてきましたが、昨日同様、雲が少し出ていました。残念。
でも雲がところどころピンク色に染まって水平線が赤くなると、目の前のEs Vedraが夕焼けをバッグにその存在感を露わにし、神々しさすら感じさせる程心奪われる美しい夕景でした。




こちらのサイトのご案内通り、まさしくここはイビサ島夕景スポットNo. 1の場所だと思います。
風も強く寒かったのですが、この夕焼けを目に焼き付けて帰ろうと、日が落ちるまでずっと眺めていました。本当にここまで来て良かった。

以上が私の観光体験記になります。
こちらのサイトのおかげで充実した観光計画を立てることができました。
本当にありがとうございました。


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