イビサ島って何?

(最初に)"ibiza"は、英語風に読むと「イビ」、スペイン語で読むと「イビ」となります。日本では「イビザ」と呼ばれることも多いですが、現地では100%「イビサ」と呼ばれているので、このサイト内では「イビサ」で通しています。

イビサ島は、地中海に浮かんでいる小さな島です。
一応スペイン領です。

で、簡単にどんなところかといいますと・・・
まず、ビジュアルから入りましょう。

イビサとは、


空港にいきなりクラブイベントの看板があったり

(Aeropuerto de Ibiza)


地中海っぽい白い町並みが広がってたり

(Eivissa)


秘境っぽいビーチがそこらじゅうにあったり

(Cala Salada)


チルアウトな音楽をBGMにみんなで夕焼けを見たり

(Cafe del Mar)


何気に夜景がめちゃくちゃキレイだったり

(Eivissa)


TiestoとPaul van Dykが毎週回すクラブがあったり

(Cream@Amnesia)


頭上から致死量の泡が降ってくるパーティがあったり

(Fiesta de espuma@Amnesia)


郊外にチルアウトできるカフェがあったり

(KM5)


ホテルからの朝焼けが信じられないくらい美しかったり

(Playa den Bossa)


と、まぁこんなところです。

つまり、「気持ちいい」「楽しい」と感じることが詰まっている島だと言えます。


では、「イビサ」という名前さえ聞いたことのない人のために、一応場所や歴史も説明しておきましょう。

イビサとは、イベリア半島(スペインのある半島)から、東に数百キロの地中海上に浮かぶ島です。もちろん、スペイン領です。
地図で見ると、こうなります。



もう少し拡大してみると・・・




ここです。
バルセロナから船で7時間、バレンシアから3時間くらいのところにあります。

その歴史は古く、紀元前に、フェニキア人が入植したという記録も残っています。

中世以降は、キリスト教とイスラム教の支配権争いの場となり、度々支配者が変わりました。その影響で、完全にキリスト教化された現在でも、旧市街の町並みやイビサ城の城壁などに、イスラム文化の名残を見て取ることができます。

そして、70年代。
イビサには、アフリカから流入するドラッグと、この島独特のラブ&ピースな環境を求めて、「ヒッピー」と呼ばれる若者達が流入するようになり、いつしか「ヒッピーの聖地」と呼ばれるようになりました。
この時代は、かなりデカダンな雰囲気が漂う、アウトローなところだったようです。

しかし、近年。
イビサからは、「ヒッピーの聖地」としての面影は全くといっていいほど消えうせ、代わりに「ヨーロッパ随一のリゾート地」としてのイビサがクローズアップされるようになりました。
それとともに、毎年夏になると、ヨーロッパ中から大勢のリゾート客がイビサを訪れるようになり、島の一部はどんどんと観光地化されていきました。そして、都市部には、ディスコ(クラブ)も乱立するようになり、ヨーロッパ中の若者が、そのパラダイスな雰囲気を求めて、このイビサに集結するようになりました。


という、このイビサ島。

話をまとめると、この島の魅力は、大きく2つに分けることが出来ます。

1.美しい海岸とのんびりした風景!

イビサは、地中海でも有数の美しい海岸をたくさん持つことで有名です。

地平線まで続く綺麗なビーチ

断崖に囲まれた小さな浜辺

美しいサンセット・サンライズが見られる砂浜

いろんなタイプの美しい「海岸」が、このイビサで楽しむことができます。

夏の間には、この海岸でのんびり骨を休めようと、たくさんの若者と家族連れがイビサを訪れます。

2.有名DJが連日プレイするクラブ!

海岸も美しいですが、若者にとって、イビサにはもうひとつ大きな魅力があります。
それが、後者の「クラブ」です。

夏の間、イビサには多数のクラブがオープンし、連日連夜、盛大なパーティー(イベント)が行われます。そして、世界的ビッグネームのDJたちが、代わる代わるパーティーに登場し、毎日、クラブはクレイジーな盛り上がりになります。
もちろん、入場に際して資格など何もなく、入場料さえ払えば、誰でもそのクレイジーなパーティーを毎日楽しむことが出来ます。

よって、イビサにやってきた若者は、ほとんどが、

昼:起床

午後:海岸で昼寝

夜:夕食→バー→クラブ

朝:就寝

という、日本ではありえない極楽な生活を送ることになります。もう、この世のパラダイスとしか言いようがありません。この楽しさを一度味わってしまうと、どの人も、ほぼ間違いなくもう一度来たくなってしまいます。

要するに、イビサとは、何もかも忘れて、1日中遊びまくるためにある島だと言えます。

もちろん、クラブに行ったり飲みに行ったりと、忙しく遊び狂っても構いませんし、毎日海岸でのんびりしても構いません。上にも書いたとおり、美しい海岸には事欠かないので、毎日違う海岸に出かけて、地中海の風を感じながら、のーんびりパラソルの下で眠りこける日々を送る、なんてのも可能です。

このイビサは、どのような人であろうと、その人なりに思いっきり楽しめるようになっている島ですので、興味が湧いたら、一度行ってみられることをお勧めします。

なお、この島のシーズンは、6月下旬〜9月半ばまでです。
それ以外の時期に行くと、イビサはただの田舎の島になっています。それどころか、「閉まっているクラブ」や「閉まっているレストラン」や「閑散としたリゾートホテル」などといった、「宴の後」の風景を1日中見続けることになりますので、それだけはご注意下さい。
ただ、夏以外の方が、逆に「地中海の小島」という雰囲気を満喫できて気持ちいい、という方もいらっしゃいます。

まぁ、これで大体分かってもらえたのではないでしょうか。

悪いことは言わないですから、一生に一度は行っておいた方がいいと思います。ちょいと遠いのが難点ですが、行くだけの価値はあります。

夏真っ盛りに、イビサで「天国」を体感してみませんか?


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