イビサ島内を動く〜車運転の基礎知識
ここでは、イビサで運転する上で欠かせない基礎知識を紹介します。駐車スペースイビサタウン、サン・アントニ、サンタ・エウラリアの街中では指定場所以外に路駐するのは厳禁です! その辺に停めてあるように思える車は、全て住民用駐車許可証を持っている車か、短時間の駐車の車です。特に夏場は警察が頻繁に駐禁取締りをやっていますので、そういう車に騙されず、ちゃんと駐車場/駐車スペースに停めるようにした方がよいでしょう。 逆に、他の町/村では特に厳しくありませんので、適当な場所に停めてください。ただ、田舎であっても、幹線道路/大きな道路沿いに路駐していると駐禁を取られてしまうので注意しましょう。 パーキングチケットどの町にも、有料で路上駐車できる場所がたくさんあります。 路肩に青い線で囲まれているスペースが「路駐OK」、黄色い線で塗りつぶされているところが「路駐アウト」な場所です。
この料金は、近くのマシンで支払います。 希望の金額(時間)を指定してパーキングチケットを買い、そのチケットを車のキャビネット上に載せておく、というシステムになっています。 これがパーキングチケット販売機 このマシンの使い方は、下記の通りです。
1 有料の時間を確認(画像2の左上欄) ⇒その時間以外は無料(日曜は無料のところが多い) 2 料金を確認(画像2の左上から2つ目の欄) 3 表示言語を選ぶ(画像2の黒いボタン) 4 コインを入れる 5 モニターを見つつ、希望の駐車終了時間になるまで 青いボタンを連打する 6 OKなら緑の"TICKET"ボタンを押す キャンセルなら赤の"CANCELAR"ボタンを押す ※左側のプラス、マイナスボタンはキャッシュカードで支払う人専用ですので、通常の旅行者の方は気にする必要はありません。 購入後は、ドアを閉める時の風でチケットが裏返らないよう気をつけつつ、キャビネットの上にチケットを置いて出かけましょう。 イビサタウンの駐車場〜Es Pratetとにかく駐車スペースが少なく、ドライバーの頭痛の種だったイビサ市内ですが、2010年、遂に島内初のコインパーキング「Es Pratet」がオープンしました! 場所は、フェリーターミナル沿いの道沿い、マクドナルドやバーガーキングの並びです。 Parking Es Pratet 大きな地図で見る 24時間営業なので、夜遊びも安心です。 8月のピークシーズンの夜には満車になることもありますが、基本的にはいつでも空いてます。また、満車でも回転が良いのですぐに空きます。 料金は、こんな感じです。 午前3時〜午後9時 約0.02ユーロ/分(=1.2ユーロ/時間) 午後9時〜午前3時 約0.028ユーロ/分(=1.7ユーロ/時間) 1日(0時〜24時) 16ユーロ 1泊2日で停めっぱなしにすると、最高32ユーロと結構高くなってしまいます。お気をつけください。 イビサタウンの駐車場〜その他その他イビサタウン内の主な駐車場としては、こんなところがあります。 Vara de Rey広場 これ以上無い便利なポジションですが、それだけに常時満車状態です。早朝〜昼頃であれば、たまに空きロットが見つかることもあります。 地図 大きな地図で見る Balears(バレアレス)通りの路駐スペース フィゲレータ地区とイビサタウンの中間くらいにあります。 フィゲレータでパーキングスペースが見つからない場合、ここを使うのもお勧めです。 イシドル・マカビシュ大通りを東向きに走り、この角を左折 ここがパーキングスペース 地図 大きな地図で見る くれぐれも、路駐可能なスペース以外に停めないよう気をつけましょう。 サン・アントニの駐車場小さな無料駐車場が、マリーナ沿いにあります。 市街地に入らないので停めやすく、カフェデルマルにも近いのでお勧めです。ただ、とても人気が高いので、常に満車状態です。ただ、少し待てば入れることが多いです。 場所は、イビサタウンからサンアントニに入り、ひたすら海沿いを走り続けた突き当たりです。 印のある通りの左端(突き当たり)です 大きな地図で見る また、街中やカフェ・デル・マルの裏あたりにも有料の路上駐車場があります。街中やカフェデルマル近くまでズバッと行ってしまいたい場合は、街中まで車を乗り入れて適当に探してみましょう。 道路事情2008年に完成した高速道路により、イビサ〜サン・ラファエル〜サン・アントニ間は非常に快適に移動できます。 ただ、この道路ではスピードが出やすくなっていることから、スピード違反、飲酒運転の取締りが頻繁に行われています。 高速の制限時速は、100km/hか120km/hです(場所によって異なります)。制限をガン無視している車、原付も多いですが、相手にせず法定速度を守りましょう。 なお、料金は全区間無料です。 一方、イビサ〜サンタ・エウラリア間の道路については、特に何も改良工事が行われていないため、相変わらずよく渋滞しています。サンタ・エウラリア方面に泊まる場合、またヒッピーマーケットに行く場合は、時間を余分に計算しておくことをお勧めします。 スピード違反イビサ〜サン・アントニ間の高速道路に、固定式、移動式の速度違反監視用カメラ(オービス)があります。毎年1万台ほどの車がこの区間でカメラに撮られています。 レンタカーでも、もちろん後日レンタカー会社から罰金(+手数料)の請求書がきますので、必ず制限速度は守るようにしましょう。 飲酒運転文字通り「厳禁」です。法律で厳しく罰せられます。 昔は基準が緩かったのでその名残か、はたまた「スペイン」という緩いイメージから勝手に思い込んでいるのか、未だに「スペインは少しの飲酒なら運転しても大丈夫」なんていう人がいますが、現在は法律が変わって非常に厳しくなっています。 飲酒運転の基準は日本とほぼ同様です。つまり、ビール1杯程度でも検挙されます。 イビサでも、深夜〜朝にかけて頻繁に飲酒検問が行われているので、イビサで夜遊びする場合、運転手は絶対に酒を飲まないようにしましょう。特にクラブから幹線に繋がる道で、検問が頻繁に行われています。十分気をつけてください。 町の至るところに設置されているアルコールチェッカー(1回1ユーロ) ヨーロッパ特有のルールヨーロッパには、いくつか日本と異なる道路ルールがありますので、主なものを紹介しておきます。 右側優先 信号のない交差点では、通常どちらが優先するか道路に印が記入されている(停止する側には破線)のですが、小さい道だとどちらが優先が記入されていない場合があります。その場合は、必ず右側から来る車が優先になります。そういうところだと、右側から来る車は、左側を全く見ずにノーブレーキで突っ込んできますので、十分気をつけてください。 基本的に 「交差点に標識やサインが無ければ右側優先」 と覚えておけば良いと思います。 ロータリーの交差点(ロトンダ) 日本人ドライバーが最も慣れにくい、円形の交差点です。 スペイン語で「ロトンダ」、英語で「ラウンド・アバウト」、フランス語で「ロン・ポワン」と言います。 信号を作るまでも無いが割と交通量がある、という交差点は、ヨーロッパでは全てこの円形交差点になっています。これはこれで、対向車がないときにまでイチイチ停車する必要が無く非常に便利なのですが、交通量が多い時には、慣れないと円に入るタイミングが分からず、後ろからクラクションを鳴らされてしまうこともしばしばです。 このロトンダについては、ルールはたったの2つです。 「既に円の中に入っている車が優先」 「次の出口から出る、という時に右ウィンカーを出す」 慣れればすごく簡単です。 最初のうちは、とりあえず円の中に入る練習をしてください。円の中に入ってしまえば、出るまでずっと自分が優先なので、何周しても問題ありません。 空港方面〜イビサタウンのアクセス車を借りていれば、自然と空港方面〜イビサタウンの間を走ることが多くなります。しかし、この区間は島内で最も混むため、ナビ/地図に従って走っていると、常にストレスフルな運転を強いられます。 しかし、ルートさえ選べば、実は結構簡単にイビサタウンやパチャに着くことができます。 長くなるので、別ページで紹介しておきます。 イビサ空港〜イビサタウンの効率的な運転ルート 英語でもスペイン語でも、ここまで解説したページはまず無いと思います(笑) ぜひご利用下さい。 戻る |