ますだの日記 > 7月25日

2002.7/25 (Thu)
Club: Made in Italy@Pacha & Your Days@Privilege

いつものとおり、14時ごろ朝飯をSanta Eulaliaのビーチ沿いのレストランで食べていると、クラブのポスターに、なんとJocelyn Brownの写真と文字が!今晩PrivilegeでLiveするそうです。これは見ない訳にはいかない!という訳で、今晩はクラブを2箇所はしごする予定にしました。昨日見つけたDJ Jeanもそうですが、直前にいろいろ変更になったり、当日の現地ポスターでしかゲストDJを発表しないpartyも多いので、計画立て辛いです。土曜日のAmnesiaのZenithもそうですね。先週我々がIbizaに到着してDefMixに行ってた晩、Kings of TomorrowのSandy RiverraがZenithのゲストだったみたいです。まぁDefMixはDefMixでかなり良かったのでいいですけどね。本来のIbizaのクラバーの楽しみ方は、当日にどのクラブに行くかをBarなんかで話しながら決めるんでしょう。

さて、今日は噂のビーチ、Atlantisを探しに行くことに。Cala D'Hortの近くにある、ヒッピー発祥の地とも言われるヌーディストビーチだそうで、日本人旅行者による仏陀の彫刻とかがあるそうです。ただ、トラベラーズインフォのビーチガイドには載ってなくて、場所はYahooの情報だけが頼り。とりあえずこの情報を見ながらEs Vedraの近くの海岸線をうろちょろドライブしてました。いろんな砂利道の奥地まで入ってみたり、金持ち用の別荘住宅地に迷い込んだり、いろいろ苦労した挙句、一つ候補を発見。史跡、Yahooの情報どおりのLa Torre de es Savinarって看板は無かったですが、Torreなんとかっていう史跡を示す道しるべの道です。ココに入っていこうとしたら、前からバックしてきたおっさんがなんかわめいてる。で、英語で聞いてみたところ、なんかおかしなことになってると。割れてるとか何とかいってました。で、よく見てみると、周りに駐車している数台の車の窓ガラスが割られている…。そう、車上荒らしがいるみたいなんです。とりあえず怖いので、今日は引き返すことに。まぁ、いろいろ探検ドライブできたし、いい景色の写真も撮れたんで、今日のところはいいかなと。後にガソリンスタンドでちゃんとした地図を買って確認したところ、Atlantisは載ってませんでしたが、Torre de es Savinarは車上荒らしがあった辺りを指してました。あそこで正解だったらしい。日を改めて、車上荒らし対策も考えつつ、行ってみようと思います。

さて、冒頭にも書いたように、今日はクラブダブルヘッダーです。とりあえずチケット屋さんで安くチケットを買おうと、Ibiza townに向かいました。丁度Portの付け根辺りのcafe bar、Mar y SolとZooの間辺りにチケットを売っているおっさんがおりまして、先日も実はココでお世話になったんですが、1時ごろ回ってても2割引〜3割引で買えます。チケットには「1時まで入場すること」って書いてあるんですが、大丈夫。そのチケット売りのおっさんに聞いて、Pachaの入り口でも聞いて確かめました。
 

そのおっちゃんから、本日のPachaとPrivilegeのチケットを購入。Pachaが35ユーロ、Privilegeが15ユーロでした。この日も前売りチケット買わずにPachaに入ろうとすると50ユーロだったので、タダでPrivilegeが付いてきたようなものです。しかし、Jocelyn Brownを2000円弱で見れるとは、驚きですよ、マジで。
Base Barでクラブの宣伝パフォーマーや、馬鹿騒ぎしているイギリス人(大体馬鹿騒ぎしてるのは英語の人)を見学しつつ、ビール。2時ごろにまずはPachaに向かいました。

今日のPachaはMade in Italy。そのままイタリアのPartyなんですが、基本的に曲はHouseです。結構Deepなのもかかりますし、分かりやすい歌モノHouseもかかります。今年のMade in Italyは海賊(Pirati)をfeatureしてるようで、Pacha店内が海賊ムードたっぷり。まずこのクラブ内装飾と海賊ダンサーだけでも楽しめます。そして音楽もなかなかしっかりとHouseですし、踊りまくり。かなりいい感じです。Pachaはハズレがないですねぇ〜
で、小一時間踊ったところで、Privilegeへ。Ibiza townのチケット売りのおっちゃんから、Jocelyn BrownのLiveは3時半からって聞いていたので、まぁ早めに3時過ぎには到着するように移動。車だと、PachaからPrivilegeまででも夜なら10分程度で行けます。
そしてPrivilegeに到着。なんだか閑散としてます。普通にPrivilegeの小さな駐車場に車を停めれるぐらい。Jocelyn Brownなのになぁ〜と思ったんですが、敵はAmnesiaのCreamなんで、さもありなん。今日のPrivilegeのPartyは、Your Daysって言って、多分Privilege自身が主催してるpartyなんでしょうね。中の内装もかなり適当ですし、あの世界一大きなクラブのMain floorのみ使っての妙にこじんまりとしたParty。奥からは外にも出れないようになってて、かなり狭く使ってます。客もまばら。こんなんでJocelyn Brownが歌うのかと思って待つこと30分。3時50分ごろ、おデブな黒人おばさんが現れました。しかも、ステージが目の前。ほんの5メートル先にJocelyn Brownが居ます。でっかいなぁ〜と思うのもつかの間、ライブが始まりました。すごいの一言です。無論、CDで何曲も聴いてるので、凄いボーカルって事は知ってるんですが、こんな間近であの強烈な音量のボーカル、しわがれシャウトを聴くと全然迫力が違います。"Something Goin' on"、"Ani't no Moutain High Enough"と始まり、"Keep on Jumpin"など、妙にTodd Terry系の曲が目立ち古いものばっかりだった気がしましたが、5曲ほど。30分のライブでした。まぁ、2000円で5メートル目の前で30分歌ってくれたら十分ですな。そういう訳で、大満足して、再びPachaに戻るのでした。

Privilegeに向かう前にPachaから出るときに腕にスタンプ(なぜ「Blue」?)を押してもらっていたので、それを見せるだけでPachaに再入場できます。で、再入場したんですが、何ですか、この人の量は。先日のDefMix以上に人が入ってます。確かにクラブ内装飾に海賊船とかあって、それが少々場所を取ってはいるんですが、とにかく満員です。おそらくイタリア人が多いんでしょうね。あとアンチUKな人とか。
強烈に盛り上がってる中、main floorのお立ち台兼海賊船の上で、謎の男性が歌っております。イタリアのアーティストなんでしょうか。正式にマイク持って、スポットライトも当たってるので、素人ではなさそう。知らない曲でしたが、とにもかくにも盛り上がってるので何でもGoodって感じです。
異様な熱気の中、すっかり踊りつかれてヘロヘロになって帰りました。そうそう、帰る間際、またウチの奥さん、ナンパされてましたよ。私がトイレ行ってる間に。さすがイタリア系ですね。一人の女性が居たらナンパしないと失礼だと思っているのかも。私が登場したら、がんばって謝ってました。おもろい。

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