~ナカムーラのイビサ旅行記①~

私たちが憧れの島・イビザに初めて行ったのは、2009年の9月7日から16日。
KLMで成田からオランダ・スキポール空港、スペイン・バルセロナ空港を経由してイビザに行きました。
初めての場所で、二度の乗り換えを自分達でチケットを取る事に不安を感じまして…ヨーロッパ方面に強い旅行代理店で手配してもらいました。新婚旅行だったので、何かあったら嫌だなー、と思いまして。

遠いのでとにかく時間がかかりましたが、スキポール空港もバルセロナ空港も大きい空港なので、お店もいっぱいあったし、待ち時間もそんなに苦にならなかったです。乗り換えもわかりやすくて、かなりスムーズにいけたので不安はありませんでした。乗り換え時間含め約20時間くらい。
バルセロナからイビザの飛行機内は、若者ばかりかなー?って思ってたんですけど、そんなことはなく、老若男女・大人から子供までいて、意外に静かでした。

イビザ空港

まずイビザに到着して驚いたのが、空港内の装飾!!
私たちは23時位に着く結構遅めの便だったのですが一気にテンション上がります!!

流石に売店やカフェ等のお店は閉まってましたが、人はかなりいました。
空港内も小さいのでわかりやすいです。レンタカー会社や観光案内(?)のカウンターも一列ににずらっと並んでるので、迷うこと少ないと思います。

私たちは、到着したらホテルから迎えが来ることになっていました。
が、私たちのホテルの人いない…。かなり焦って、それらしい手がかりはないか空港内を徘徊。外も探しましたがいない…。諦めてタクシーかバスで行こうとした時、ありました!!
レンタカー会社が並んでいるカウンターに(時間が時間なので無人)ぽつーんと私たちの名前が書いたボードが…そして、その横に電話が…。
どうやら「着いたら電話してね」ということだったみたいです。
おっかなびっくり主人が電話すると、二人だけなのに大型バスが迎えに来てくれました。空港からイビザタウンのホテルまでは、観光地だし、9月だけど、まだまだパーティーいっぱいやってるし、ぎんぎらぎんの世界を想像してたんですけど、真っ暗道で、大型バスにポツーンと2人きりでちょっとだけ怖かったです。

ホテル

そうこうして20分もしないでホテルに到着するんですが、私たち、かなり奮発してPACHAの経営するEL HOTELに宿を取っておりました。
ここに決めたのは全室スイートの響きと、高いと言われるクラブ代がここに泊まればPACHAは無料で、しかも並ばなくてもVIP入り口から入れるから!!海外セレブみたいな待遇に憧れて、かなり期待してたのに到着した時バスから見えたのは、自分たちよりも大きなゴミ箱と工事現場、電気が消えた真っ暗なホテルでした。
「絶対ここじゃない」「写真と全然違う!!」そう思いました。
でも、しょうがないからそれらしきホテルのドアをあけて入ったんです。
そしたら中は豪華なEL HOTELでした・笑。


正直かなりがっかりして、この日はtiestoのDJ聴きに、Privilegeに遊びに行く予定だったんですが、あんまりにも街が暗かったので治安に不安を感じたのと、疲れで休むことにしました。

次の日朝起きてわかったんですが、私たち裏口におろされたんです・笑。
正面は写真通りというか、むしろそれ以上の派手さで、夜は紫にライトアップされていました。人もいっぱいいます。ギャップに驚きました。





で、無料で入れるPACHAですが、入り口でルームナンバーと名前を言ったら入れました。疲れてて、他のクラブに行くのがめんどくさくなっても、無料だし歩いて2~3分位だし、ちょっと行っとく?的な感じで使えてよかったです。
軽く覗いて出ようか?となっても、高いクラブ代が気にならないのはいいかなー、と。

ちなみにEL HOTELのアメニティグッズ入れ(ポーチ)や、スリッパ、ガウンにはもちろんPACHAのさくらんぼマークが入っててうれしかったです。


ちなみに朝食はこんな感じでした。





クラブ

まずはPACHAで『NEW LIFE』。PACHA系列のホテルに泊まってるから、PACHAはゲストレーンを素通りして、ちょっとしたセレブ気分を味わえました。
で、イビサ初クラブ! 内装が豪華! お屋敷みたい。エレクトロっぽいハウスで、お立ち台でPACHA専属ダンサーがずっと踊ってる。サーカスを見ている印象。
でも客層は観光客っぽい感じで、老舗だから仕方ないのかな ?。
サクサクと退散して、Space Shopのお姉ちゃんからチケットを38ユーロで購入していたので『Join Our Revorution』へ移動 。

深夜に出歩ける海外とか新鮮。SPACEはセキュリティ厳しいって聴いてたけど、エントランスチェックはザルだった。カメラ持ってくれば良かったと後悔…。
そして、メインフロア。広い。広すぎ。そして人が多い。多すぎ。そして音が良い! ファンクション・ワンの実力! あと、床に割れたグラス転がり過ぎ(泣)。
暫くして ブースにカール・コックス登場。硬めだけどハネハネテクノ。しかもマイク入れる。 ブース横のダンサーは、PACHAよりも露出高め。ラウンジへ移動すると LTJブケムがプレイしてた。カウンターでドリンク買ったら13ユーロ。高すぎ(泣)。

移動

バス



クラブに行く時しかバスは乗らなかったですが、かなり本数がある印象でした。
夜中でも、みんな目的地は一緒なので、降りる場所がわからなくても大丈夫です。
大きな声で会話してるし(多分「次で降りる?」とか「あと。どれくらい?」とか)一斉に、みんな降ります・笑。

バス停もイビザ島仕様になっていて目立つので、すぐ見つけられます。


レンタカーを借りた方が良いというのはわかってたんですが、いきなり海外で運転するのはちょっとなあ…ということで、初めてのイビザはバスやタクシーを使うことにしました。

徒歩

ホテルからイビザタウンの中心地までは徒歩15分位でしたが、昼、ご飯を食べて、街をぶらついてシエスタの時間にホテルに帰って、夜、また出かけるといった感じ。毎日2往復ぐらいは徒歩で歩きました。毎日ちょっとづつ道をかえなががら。
人気のない、ホテルの裏口でも怖いと感じることもなく、小さいスーパーに入ったり、公園によってみたり、他のホテルをのぞいてみたり……かえって、ローカルな雰囲気にふれられた気がします。
ちなみに噂の路上駐車ですが、想像以上でした・笑
中心地に行けば行くほど難しいと思いますが、私たちのホテルの辺りもびっしり停まっていました。車のボコボコさを見て、海外来たな……と、思いました・笑




ちょうど乗り場の周辺はちょっと整備された公園?のようになっています。


イビザタウンのマリーナに行けば大きな看板も出てますし、フォルメンテーラ島やマヨルカ島行きの大きなフェリーが停まってるので、すぐわかると思います。(バーガーキングのあるあたりです)
時刻表や行き先も写真入りで、でかでかと看板が出ているので間気をつけていれば違えることもないと思います。


フェリーの乗り場の近くにお土産やアイスクリームを売っているお店があるので、そこでチケットを買います。電光掲示板があって、行き先・乗り場・時刻が出ています。日本のフェリー乗り場と、そう変わらない印象です。
マリーナには、リッチな方々所有のボート・ヨットがたくさん停泊していて、見て歩くだけでも楽しかったです。

イビザ島から別の島に行く場合は、かなり大きなフェリーなので心配はいらないと思いますが、私達は水曜日に毎週エス・カナルで開催されるヒッピーマーケットに行くために小型のボートに乗ったんです。多分定員20人位かな?小さいです。
バスでも行けるみたいなんですが、せっかくだから……と言うことで、ボート。


途中でカラ・リロンガ、サンタ・エウラリア経由して行くんですけど、片道1時間半猛烈な揺れの中どうすることもできず、人生初の船酔いを味わいました。ようやく到着した時には、完全なグロッキー状態。
エス・カナルの街で薬局を探すはめに…乗り物に強い方でも、酔い止めの薬忘れずに……
ヒッピーマーケットは、大道芸人がいっぱいいたりバンド演奏があったり、お土産やよくわからないものが売ってたりして、かなり盛大でした。


当然のことですが、帰りも船です、キツいです。



フォルメンテーラ

フォルメンテーラ島ですが、かなり大きな高速フェリーで約30分程でつきます。




フェリーを降りて、すぐ観光案内所のようなレンタカー・レンタバイク・レンタサイクルのお店がいっぱいあります。
私たちは、何故かレンタサイクルを借りてしまい、お目当てのセス・イリタスに到着するまで、何度も意識を飛ばしながら頑張りました!!危なかった…


でこぼこ道なので、お尻も痛くなります……(多分約30分くらいでした。車やバイクだったら5分から10分位だと思います)

真夏のスペインで水も持たずに歩くのは危険なので、いないと思いますが、自転車で移動される方は、気をつけてくださいね。サングラスも必須です。眩しくて目があけてられないですー。


ビーチについては皆さん書かれてますが、本当にキレイです!!え?真水?
プールなの?肩までつかって足まできれいに見えます。え、お風呂?なんなの?コレ????と、とにかく言葉では表せないくらいの透明度です!!
次、夏にイビザに行くときはフォルメンテーラに何泊かしようと思いました。

食事

私たちがよく食べに行ったのはこちらのサイトでも紹介されている「ボン・プロフィ」です。
ボン・プロフィは他と比べて、かなりお得に食事ができて、イビザタウンでも地元の人が来るようでランチに空のタッパーを持って来てテイクアウトしている人を見かけました。本当にいつも満席です。混んでます。

英語が話せるお兄ちゃんが、かなりフレンドリーに接してくれて、名前も憶えてくれて嬉しかったです。その頃、サッカーのスペインリーグで中村俊輔選手が活躍していたので、おぼえやすい日本人の名前として「ナカムラ」と名乗りました。
完璧偽名ですが、発音しにくい名字なので……ま、いい思い出です、お店の外で席が空くのを待ってた時「ナカムーラ!!席、空いたよ!!」と声かけてくれました・笑。余談ですが、日本人だと知ると、けっこう嬉しそうに話しかけてくれる人多かったです。漢字の書いたTシャツを着たおじさんが、私たちを走って追いかけてきて「コレ!!どうゆう意味!!!???」「すんごいクールだよね!!」みたいな感じでご機嫌な笑顔を見せてくれました。ハイシーズンは、テンション高い人多めですね。

パエリアも一人前で頼めてお皿に盛られて出てきますが、味は、普通です・笑。ランチで3.8ユーロでした。


私は、お魚料理が好きでした。大盛りポテトがついてきます。


やっぱり、ただ焼いただけのものでも魚はおいしいです。
デザートも素朴な味わいで好きでした。

イビザタウンには、オープンカフェもたくさんありますし、ジェラートを売る店やイタリアンや上品な観光客向けのお店もたくさんあるので、食べることには困らないと思います。逆にサン・アントニは若者の街で、中華やイタリアン、プレートの食事を出すところに、人が溢れかえってました。
私は、ジャンクなものも大好きなので楽しめましたけど、イビザタウンは意外と年配の方もいて落ち着いた印象で、サン・アントニの方が、ヨーロッパの若者達が浮かれてる・笑、印象でした。

サン・アントニ&カフェ・デル・マー

そして憧れのカフェ・デル・マーです!!


イビザ・タウンからタクシー使ってサン・アントニに行きました。
タクシーの運転手が、若いお姉ちゃんだったので安全運転かなーと思って安心してたら、140キロ位でガンガン飛ばしたうえに、前に走ってたタクシがー友達だったようでおもむろに携帯を取り出して、「後ろにいるわよ~」なんっつて楽しそうにおしゃべりしはじめました。・泣。
イビザタウンから約20~15分位の恐怖のドライブでした。

サン・アントニの街自体は、昼間でも浮かれた若者がいっぱいいます。
で、その人たちがみーんな夕陽スポットに集まるので、カフェ・デル・マーの周辺は人でいっぱいです。さすが観光スポット。



カフェ・デル・マーの上って普通にマンションみたいな感じなんですけど、みーーーーんなベランダに出て、お酒飲んでサンセットを待ってました。うらやましい~最高の立地ですよね。いつか、私達も……住みたい!!
で、早めに着いたものの、良い席はうまっていました。
2~3時間以上前から行かないと、テラス席の良い場所は取れないのかも……ま、でも十分です。目の前の海には、リッチな方々のヨットが浮いていたり、パラセイリングしていたり、とにかく素敵です!!
素敵すぎて眩しいので、サングラスをお忘れなく……


その日はお隣のカフェ・マンボでDefectedのプレパーティーをやっていて、チラチラと横目で見ながらも、満席で座れず、翌日はホセ・パディーヤがDJするって事で、お隣に移動。こちらは食事もできるので、ディナー。


暗くなると紫にライトアップされていました。こっちは、クラブのパーティとコラボしたりして、カフェ・デル・マーとは、ちょっと違う楽しみ方ができるみたい。


ちなみに、どこかのカフェに入らなくても、海岸沿いで見る場所いっぱいありますし、サン・アントニは酒屋が多い!。しかも安い。お友達同士グループで行かれる方は、海岸に座って……ってゆうのも、いいかもしれませんね


★重要★もし万が一、雨が降った時……

なんと私達、最終日に雨が降ってしまいました。もう帰るだけだし、いっか。とのんびりしてたら大問題が起こりました。
ホテルからタクシーに乗って空港まで行こうとしたんです、そんなに降った印象はなかったんですが、あんまり雨の降らない?地域なんですかね、水はけが悪いのか、空港に行くまでの主要道路が冠水して通行止めで、迂回させられました。。みんな空港に向けて走ってるから、もう大渋滞・大混乱です。
私達のタクシーの運転手のおじさんが機転をきかせて、裏道を飛ばしまくってくれてなんとか間にあいましたが、かなり余裕を持って出たもののギリギリでした。
あきらめてトランク片手に走ってる若者をかなり見ましたが、間に合うのかな…と、不安になるくらい遠いところから文句言いながら走ってました。
レンタカーやバスだったら、私達も危なかったです。
(写真ではわかりにくいと思いますが、トンネルに水がたまっています。)
雨が降ったときは、お気をつけ下さい……


ま、そうこうしてイビザから日本に帰るんですが、帰りは

イビザ→バルセロナ→アムステルダム(乗り継ぎの関係上一泊)→成田

でした。




やっぱ、あまりにも遠いので途中で一泊すると楽だな~と思いました。
さよなら、イビザ!!また来るよ!!と、心の中で宣言して2011年4月28日、二度目のイビザに旅立つのでした……つづく……

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